インスタは毎日投稿するのが正解?フォロワーの心理を読んで投稿頻度を決める

インスタグラム

2021年01月14日(木)

インスタグラムを運営する上で「投稿頻度」はどれくらいがベストなんだろうか?と気になる方も多いですが、個人だろうが企業だろうがインスタグラムの投稿頻度の正解は存在しません。

その理由はフォロワーがどれくらいあなたの投稿を求めているかで投稿頻度は変わります。

もう少し詳しく解説をすると例えば現実で1度あった興味が薄い人とインスタグラムのアカウントを交換した際に毎日その人が投稿をしたらどう思いますか?「ちょっと投稿頻度高いな…フォロー外そう」と思う方は多いのではないでしょうか?逆に大好きなアーティストが毎日3回投稿しても嬉しくないですか?つまり、フォロワーとの関係性が高ければ投稿頻度が高くてもフォロワーは喜びますが、関係性が薄いと月1回の投稿でも全然問題ないというの結論です。

では、あなたのインスタグラムはどれくらいの頻度で更新するのがベストなのか?それについて詳しく解説したいと思います。

インスタグラムの投稿頻度を決める3つのポイント

インスタグラムの投稿頻度を決める際は先ほど書いたようにまずは、フォロワーの反応をチェックしてから決める必要があります。なので、まずは1ヶ月は投稿をして反応を見ることが大切なのですが、このテスト期間の間で大切なのは投稿頻度のルールを決めて、そのルールを必ず守ることです。

例えば投稿頻度を頑張れば毎日投稿できるけど、他の作業内容なども考えると2日に1回が現実だと思ったら1ヶ月間は2日に1回の投稿を必ず続けることをしましょう。

ザイオンス効果とは、同じ人や物に接する回数が増えるほど、その対象に対して好印象を持つようになる効果のことです。1968年に、アメリカの心理学者ロバート・ザイオンスが広めました。彼の名前が「ザイアンス」と表記されることもあることから、「ザイアンス効果」と呼ばれることもあります。日本語では「単純接触効果」と呼ばれています。引用:https://ferret-plus.com/words/955

これは「ザイオン効果」といい、同じ人や物に接する回数が増えるほど、印象として残りやすいという効果があり、この心理を活用することでフォロワーとの関係性を深めることが出来ます。このようにしてフォロワーに親近感を持ってもらうことで「イイネ」や「コメント」をもらえる確率が上がっていきます。

では、毎日インスタグラムを投稿をする上で何を注意するポイントを3つ紹介します。

投稿内容の質を高く、そして保つ大切さ

毎日投稿しようとすると投稿するごとに投稿内容の質がどんどん下がってしまうアカウントが多いですが、これは絶対NGです。インスタグラムのユーザーはもれなく全員「質の高い投稿」を求めています。

もし投稿内容の質が下がってしまうと必然とフォロワーはどんどん離れていきますのでご注意ください。

フォロワーがインスタグラムをチェックしてる時間帯に投稿する

エンゲージメントを上げるために投稿の質を上げる以外に大切なのが「投稿時間」です。

インスタグラムユーザーがインスタグラムを触っている時間帯についてはデータ分析が色々なマーケティング会社が解析していて、1番効果がある時間は朝の7時から9時、夜の19時から24時が1番ユーザーの利用者数が多いです。そして、曜日を含めた1週間のうち最もユーザーのアクションが多いのが「土曜日の夜」、「日曜の夜」、「月曜の朝」が1番アクティブです。

ですが、これはあくまで総合平均のデータになりますので、ターゲットにしているフォロワーさんがどの時間帯に1番インスタグラムを触っているのかを調べて、その時間帯に合わせて投稿することが大切です。

インスタグラムのフィードは3つの基準でランクが決まる

  • 1:リレーションシップ(関係性)
  • 2:インタレスト(関心)
  • 3:タイムレス(新しさ)

インスタグラム側がどのように投稿のランクを計算しているのか3つの基準が挙げられています。

リレーションシップ(関係性)

「リレーションシップ」とはフォロワーさんと投稿者との親しさを表した基準です。

具体的には投稿した内容に「イイネ」や「コメント」をしてもらうなど、フォロワーが投稿に対して多くのリアクションが多いほどランクが高くなります。

インタレスト(関心)

多くのフォロワーが「イイネ」や「コメント」などのアクションが多いほど優先的に「発見」や「ハッシュタグ」の上位を獲得することが出来ます。

簡単にいうと投稿に10件しかイイネが付いてない投稿よりも100件イイネが付いている投稿の方がインスタグラム側は関心が高い投稿と判断します。

タイムレス(新しさ)

インスタグラムは新しい投稿の方が優先させれる基準が設けられています。投稿が古いものよりも新しいもの方が価値が高いのは普通に考えれば当たり前ですよね。

この3つの基準数値のことを「エッジランク」と言い、この3つのポイントを意識しながら投稿を作るとフォロワーのアクションがもらいやすくなります。次に実際に投稿をした後「エンゲージメント」を確認することで実際に投稿内容がフォロワーが求めている内容なのかをチェックすることが出来ます。

エンゲージメントをチェックして投稿頻度を決める

エンゲージメントをチェックするためにはインスタグラムのアカウントを「ビジネスアカウント」に変更した後に確認することができる「インサイト」の投稿データ解析を利用して効果判定を計算します。

エンゲージメント数(反応数)=(いいね!数+コメント数)÷投稿数

投稿の質が下がると必然と「いいね!」や「コメント」といったフォロワーの反応を表す「エンゲージメント」が下がってしまいます。このエンゲージメントは上の計算方式で出せるのですが、このエンゲージメント率が高いとコンテンツの質が高いとインスタグラム側が判断し、「発見」や「ハッシュタグ」の上位に表示されます。

このエンゲージメントを解析することが出来ないと具体的な更新頻度を計算することが出来ません。

エンゲージメントを高める3つのポイント

  • 1:積極的にフォロワーにアクションをする
  • 2:滞在時間が長くなる投稿を意識する
  • 3:ハッシュタグを使いこなす

「エンゲージメントが中々上がらない…」と感じる人は3つのポイントが抑えられているかが大切になりますので、ご確認ください。

積極的にフォロワーにアクションをする

インスタグラムではアプリを起動している時間やフォローをしているユーザーに対して「イイネ」や「コメント」などのアクションをすることで「積極的にアクションを起こしているユーザー」とインスタグラム側に認識されます。

これはインスタグラムだけでなく、Facebook、Twitterなども同じ仕組みになっています。

滞在時間が長くなる投稿を意識する

投稿をサッと見て離脱するのとじっくり読んで離脱するのではインスタグラム側の判断が大きく異なります。

よく動画を投稿内に使い、滞在時間を長くしようと考える方がいますが動画は初めの5秒で継続して見られるか、離脱するか決まるため、動画の初めに何を持っていくかが大切になります。また、動画ではなく複数の画像を1つの投稿に入れることで滞在時間を伸ばすことも出来ます。

もし動画を取り入れた投稿がしたいなら「作業効率を一気に上げるインスタグラム運用のおすすめ便利アプリ・ツール11選」で紹介した動画編集アプリ「FilmStory」を使うと画像と動画を1つにすることができるので合わせてお読みください。

ハッシュタグを使いこなす

エンゲージを高めるために注意しないといけないのが集客のメインになる「ハッシュタグ」が正しく使われているか確認することです。

ハッシュタグは投稿では30個まで入れることができ、巷では「上限のハッシュタグ30個ギリギリ使うとペナルティーがあるから10個以下にする」と考えている人がいますが、インスタグラム側が「ハッシュタグが多いなど、特定のアクションを理由にユーザーの投稿に関する優先順位を下げたりはしない」と公式に発表しています。

なので、ハッシュタグは30個ギリギリまで使い、多くのユーザーに投稿が見てもらえるように工夫しましょう。具体的なハッシュタグの付け方は「インスタグラムでフォロワーが確実に増えるハッシュタグの付け方」の記事で紹介しています。

これらの情報を元に投稿頻度を決めるのですが、投稿頻度と同じくらい大切なのが「ストーリー頻度」です。もし仮に3日に1回の投稿をすると投稿頻度を決めたとしてもザイオンス効果をうまく活用することでフォロワーの質が上がるので「ストーリー」をうまく活用して、毎日フォロワーさんと触れ合う瞬間を作る必要があります。

毎日投稿が難しいならストーリーを活用する

以前は投稿が一覧で並ぶ「フィード」のみを見られることが多かったですが、ストーリーの登場後はフィードに負けないくらいストーリーを見ている人が増えているのでストーリーをうまく活用することでユーザーの記憶に残りやすくなり、ザイオンス効果を得られることが出来ます。

ストーリーを更新する際に文字入れやスタンプを使ったりなど一切しないでアップする方がいますが、それではなんの効果がございません。ストーリーは24時間で消えてしまう機能なので投稿ほど作り込む必要はありませんが、フォロワーが反応しやすいストーリーを作り続ける必要があります。例えばストーリー内にアンケート機能を利用してフォロワーとの信頼関係を作ってみたり、質問コーナーを設けて親近感を作ったりなど色々な取り組みが必要です。

ちなみにストーリーの投稿頻度については1日3−7回が効果があるといわれています。

また、ストーリーは頻繁に投稿しても嫌われる傾向が少ないので投稿できるなら出来るだけしましょう。

まとめ

冒頭にも書きましたがフォロワーがあなたのインスタグラムにどれだけのことを求めているかで投稿頻度は変わります。

まずはご自身がどの頻度だと更新をし続けれるか考え、その頻度で1ヶ月運営したのちにエンゲージメント数を計算して正しい投稿頻度を出すのが1番短期間で効果がある投稿頻度がわかる方法です。投稿頻度に関しては「絶対1日1回投稿した方がいい!」とは断言はできませんので、必ずフォロワーとの関係性を考えながら投稿頻度を考えていきましょう。


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